タイガー・ウッズ（米）欠場の隙を縫い、フィル・ミケルソン（米）、ビジェイ・シン（フィジー）を筆頭にしたライバル達が勝利に向かって突き進む。

　現地時間1日開幕の米ツアー、ワコビア選手権（ノースカロライナ州シャーロット、クエールハローC）は、次週に控えた“第5のメジャー”ザ・プレーヤーズ選手権（フロリダ州TPCソーグラス）の前哨戦だ。

　ディフェンディング・チャンピオンで世界ランクNo.1のタイガーは、左ヒザ手術のためしばらくの間戦線離脱。ザ・プレーヤーズ選手権も欠場するとあって、他の選手たちのチャンスが広がっている。

　昨年のアーノルド・パーマー招待以来勝ち星がないシン、今季は2月のノーザン・トラスト・オープンで1勝しただけのミケルソン、さらに安定してはいるものの、やはり勝利を渇望するジム・フューリック（米）ら実力者たちがずらりと並ぶ。

　これに対抗するのが元気いっぱいの若い連中だ。先週のEDSバイロン・ネルソン選手権でプレーオフ優勝を果たしたアダム・スコット（豪）、ベライゾン・ヘリテイジ連覇のブー・ウィークリー（米）、さらにアーロン・バデリー（豪）、ザック・ジョンソン（米）などがポストタイガーの座を巡る戦いに名乗りを上げており、誰もが譲れない戦いとなる。

　また、ザ・プレーヤーズ選手権出場権のない選手には、大会優勝で最後の切符を手にする方法もあり、こちらも狙っている選手が多い。日本勢は丸山茂樹、今田竜二が参戦する。