S.ジェイミソン『60』で急上昇! 首位はP.ワーリング
2013年10月13日(日)午前10:53
手首の手術を経て再起を誓うポール・ワーリング(英)が単独トップを守る中、予選落ちの危機を乗り越えたスコット・ジェイミソン(スコットランド)が50台に迫る完璧なゴルフでワーリングに肉薄した。
欧州ツアーのポルトガル・マスターズは現地時間12日、ポルトガルのオセアニコ・ビクトリアGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日『63』で首位タイに浮上していたワーニングがこの日5バーディ、1ボギーの4アンダー67とスコアを伸ばし、通算16アンダーで混戦を抜け出した。
そのワーニングに2打差の2位タイに浮上したのが11バーディ、ノーボギーの11アンダー60と爆発したジェイミソン。前日カットライン(通算2アンダー)をわずかに上回る通算3アンダーで決勝ラウンドに進んだ男が通算14アンダーまで伸ばし、ヘニー・オットー(南ア)、サイモン・ソーントン(アイルランド)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が並ぶ2位タイに割って入った。
「13番で9個目のバーディを獲ったとき、キャディに言ったんだ。“あといくつか伸ばせば歴史を作れるかもしれない”ってね。16番、17番で獲って11アンダーまでいったときには完全に59を意識していたんだが……」とジェイミソン。12個目のバーディを狙った18番はセカンドショットがグリーン奥にオーバー。アプローチがわずかにカップを逸れ、タップインパーに終わったときにはガックリ肩を落とし60をマークした達成感より59に届かなかった無念さを滲ませた。
それでも予選落ちの危機から一転優勝戦線に浮上し、荒天のため36ホールに短縮された2013シーズン開幕戦ネルソン・マンデラ選手権以来のシーズン2勝目に照準を合わせた。
その他の注目選手は通算13アンダー6位タイにアロバロ・キロス(スペイン)ら。前日のトーナメントリーダーのひとり、デビッド・リン(英)はスコアを2つ落とし通算10アンダー16位タイに後退。マーティン・カイマー(独)は通算9アンダー18位タイにとどまっている。