初日の出遅れを取り戻すべく、必死のプレーを続けた日本勢だが、残念ながら今回は谷口徹、片山晋呉ともに予選落ちに終わった。

　現地時間11日に行われた今季メジャー初戦、第72回 マスターズ（ジョージア州オーガスタナショナルGC）第2ラウンド。午前中の早い組でスタートした片山は、出だしの2番、4番でバーディを奪い快調な滑り出しを見せる。だが9番から3連続ボギーを叩いて失速。結局4バーディ、5ボギーの1オーバー73にとどまり、通算8オーバー76位タイで2日間の競技を終えた。

　第1ラウンドの86位タイを考えれば健闘した方だが、「4日間トータルでパープレーを目指す」という目標からはかけ離れた。この1戦のため、肉体改造に取り組み、アジアやヨーロッパで試合勘を養った努力の甲斐もなく、カットラインに5ストローク及ばなかった。

　また65位タイからスタートした谷口は、前半1バーディ、1ボギーで我慢のゴルフを続けたが、13番パー5で思わぬ落とし穴が待っていた。第2打を刻み、3打目勝負に出たが、肝心のそのショットをクリークに打ち込み痛恨のダブルボギー。その後は立ち直り、16番、17番で連続バーディを奪ったものの、イーブンパー72どまり。「今回は体調もゴルフの調子も万全」と胸を張って挑戦したが、通算4オーバーはカットラインに1打足りず、またしても決勝ラウンド進出はお預けとなった。