今田竜二がマスターズ初出場に向けての戦いに挑む。

　米ツアーのチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ（ルイジアナ州アボンデール、TPCルイジアナ）は現地時間27日に開幕する。今季のメジャー初戦マスターズを2週間後に控えているとあって、これを意識した選手が集結。すでに出場権のある者は実戦での調整を、それ以外のプレーヤーは残り2試合でオーガスタ行きの切符を手にしようと乗り込んでくる。

　現在世界ランク65位の今田はマスターズまでの試合で優勝するか、同ランク50位以内に入れば、ゴルフの祭典への招待状が手に入る。今季はビュイック招待、PODS選手権の2試合で2位（タイを含む）。実力十分でツアー初Vが待たれているだけに、そろそろ結果が欲しい。

　ジョージア大学出身の今田にとって、ジョージア州オーガスタで開催されるマスターズは思い入れの深い大会。土壇場での逆転出場で、その地に立ちたいところだ。

　また、前週のWGC-CA選手権で2位タイのレティーフ・グーセン（南ア）、ジム・フューリック（米）のメジャー王者達も参戦。タイガー・ウッズ（米）より上の順位だったことに気を良くしての現地入りだけに、怖い存在となっている。

　そして、アーノルド・パーマー招待でプロアマ戦に現れず、今田らを巻き込んで本戦出場権を失ったジョン・デイリー（米）も出場。またしても酒が原因で、スイングコーチのブッチ・ハーモン氏に見放された今、どんなゴルフを見せるのか。違う意味で注目されている。

　一方、日本勢では今季も今一つの結果が続く丸山茂樹が復調のきっかけを探ってプレー。07年国内男子ツアー賞金王の谷口徹も、前週のCA選手権の26位タイよりも上の成績を目指してラウンドする。