モリナリ兄弟の兄エドアルド首位堅守で完全復活か!?
2014年2月8日(土)午前10:13
かつて弟のフランセスコとともにライダーカップやワールドカップで活躍したモリナリ兄弟の兄エドアルド(伊)が故障による成績不振から立ち直りの兆しを見せている。
欧州ツアー、南ア・サンシャインツアー共催のジョバーグ・オープンは現地時間7日、南ア、ロイヤル・ヨハネスバーグ&ケンジントンGCのイーストC(E)およびウェストC(W)を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位タイの好発進を切ったモリナリは「ショットが絶好調だった」と、難易度が低いウェストCで5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマーク。通算11アンダーまでスコアを伸ばし、前日のトーナメントリーダーのひとり、クレイグ・リー(スコットランド/W)とともにトップタイの座をキープした。
かつて世界ランク20位台に入った経験を持つ、イタリア人初の全米アマチュアチャンピオンのモリナリだが、ここ3年はケガの連続で苦しみ現在世界ランク220位に低迷している。今大会で10位タイまでに入った選手のうち、まだ全英オープン(現地時間7月17?20日/英、ロイヤルリバプール)の出場権を持っていない上位3名に本戦行きの切符が与えられるが、もちろんモリナリはまだ世界最古の同大会への切符を手にしていない。
「(決勝ラウンドが行われる)イーストCはバーディを量産出来るコースではない。でもパー5はすべて2オンを狙える。そこでスコアを伸ばしてチャンスをつかみたい」と言うモリナリ。弟に水をあけられた兄が完全復活に向け、今ようやく走り始めた。
その他の注目選手は、通算10アンダー3位タイにジョージ・コージー(南ア/E)とデビッド・ホージー(英/W)が続いたが、ディフェンディング・チャンピオンのリチャード・スターン(南ア)はスコアの出やすいウェストCで2オーバー73を叩き、通算3アンダーでホールアウト。カットラインに1打足りず無念の予選落ちに終わった。
また地元のスター、チャール・シュワーツェル(南ア/W)はカットラインぎりぎりの通算4アンダー54位タイでかろうじて予選を突破。決勝ラウンド進出を決めた76人中、すでに全英オープン出場権を手にしているのは3名のみ。ここからは“持たざる者”の熾烈な戦いが始まる。