ダスティン・ジョンソンが絶好調な理由 「ドローからフェードに変えた」
2016年7月29日(金)午前4:53
今季の全米オープンでメジャー初優勝を飾り、次戦の世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-ブリヂストン招待でも見事な勝利を手にしたダスティン・ジョンソン。これで世界ランクで2位に上がり、自己ベストを更新したほか、フェデックスポイントランキングとPGAツアーの賞金ランクの両方でトップに立ち、WGCの優勝回数ではタイガー・ウッズに次いで2番目につけている。
【PR】スマホやPCで「ゴルフセントラル」がいつでも見れる!
去年まではBIG3の候補にすら上がっていなかったが、最近では他のツアー選手からも一目置かれるような存在になってきた。今年に入って一皮剥けた活躍を見せるジョンソンだが、その理由の一つにドローからフェードに変えたことが挙げられた。
ダスティン・ジョンソン
「一つ確かなことは、ドライバーに大きな自信を持てていることです。例えフェアウェイを外したとしても、ミスを最小限に抑えられています。デビューしてからずっとドローで戦ってきましたが、去年の暮れからフェードを打ち始め、今年に入ってからは、ほとんどフェードで打つようになりました。フェアウェイキープ率が上がったように感じています。また、ウェッジショットも好調で、特にブリヂストン招待では硬くて速いセッティングだったので、フェアウェイをキープできれば残りをウェッジで打てます。さらに、パッティングがここ数週間好調で、入るようになり、最近優勝できるようになったのは、パッティングの違いだと思います」
突然フェードを打ち出してから勝てるようになったジョンソン。これは何を意味しているのだろうか…
ブライアン・ベイトマン
「ジョンソンはダウンスイングで左手首を曲げたままの形をキープすることにより、カット打ちのようなスイングでフェードを打つようになりました。元からパワーがあったので、飛距離に影響が出ずに済んでいますね。さらにショートゲームにも磨きをかけ、50ヤードから125ヤードまでの距離をピンに寄せる技術は、ツアートップを誇ります。ドライバーと同じ様に、左手首を曲げたまま打つことにより、コントロールしやすくなっています」
ジョンソンは元々ツアー屈指の飛ばし屋で、さらに正確性を磨いて、ウェッジでピンに寄せるとなれば優勝できる確率は当然あがるだろう。PGAツアーではローリー・マキロイや、ジョーダン・スピース、そして世界No.1のジェイソン・デイが飛び抜けて活躍していたが、ジョンソンも同じ波に乗り始めた。今後はさらに面白い展開を見せてくれるのではないだろうか。
毎日放送ニュース番組「ゴルフセントラル」
ゴルフ界の出来事をどこよりも早くそして詳しく伝える唯一の日刊ゴルフニュース番組「ゴルフセントラル」。主要ゴルフ試合のリーダーボードやハイライトだけでなく、解説者のコメントも交えゴルフをあらゆる角度から分析。また、人気選手の素顔にも迫る特集なども放送。
【放送予定】ゴルフセントラル 【見逃し配信】ゴルフセントラル
写真提供:Getty Images