帝王ニクラウスと青木功が死闘を繰り広げた「バルタスロールGC」鍵は17番・18番の連続Par5
2016年8月24日(水)午後8:30
1916年に初めて開催され、長い歴史を誇る全米プロゴルフ選手権。記念すべき100年目を迎える今大会は「バルタスロールGC」が舞台となり、節目に相応しいコースでの開催となる。
バルタスロールGCといえば日本でも馴染み深いコース。1980年に同コースで行われた全米オープンで当時全盛期だった帝王ジャック・ニクラウスと4日間同組となった青木功は、最終日最終ホールまで帝王ニクラウスとの一騎打ちを演じたが、17番、18番で連続バーディを奪ったニクラウスに優勝を奪われた。後に「バルタスロールの死闘」として語り継がれ、日本男子がもっともメジャーに近づいた瞬間でもあった。
その青木とニクラウスが勝敗を決めた上がり2ホールの17番、18番はともにロングホールで、優勝争いではドラマが生まれそうな面白いセッティングになっている。では一体どのようなセッティングになっているのでろうか。練習ラウンドをこなしたPGAの選手に聞いた。
リッキー・ファウラー
「17番はいつものパー5の攻め方ができません。はっきりとした距離はわかりませんが、600ヤード以上あるでしょう。距離があるので、いろんな条件が揃わないと2オンは不可能です。風向きやティーの位置にもよりますが、派手なプレーは見られないでしょう。3打目勝負になるパー5です。逆に18番は盛り上がると思います。いいドライバーショットが打てれば、イーグルが奪えますので面白い展開が期待できるでしょうね」
アダム・スコット
「全く違うタイプのパー5ですね。今日は2ホールとも追い風を受けていた分、短く感じました。17番はチャンスホールですが、フェアウェイを外すと手こずり、18番ホールはリスクを恐れずに攻めればチャンスにつけることができるので、今日のコンディションだと長いパー4に近い感覚です。バルタスロールらしいですね」
コルト・ノスト
「17番で2オンできるのは、ダスティン・ジョンソンやジェイソン・コクラックなどごくわずかの選手ですが、18番はほとんどの選手が2オンできます。連続パー5で面白いドラマが生まれると思います。17番ではティーショットで3番ウッドか5番ウッドを使うかも知れません。ラフにつかまったら、フェアウェイに戻すのが精一杯でしょうね。ラフが徐々に深くなっていく設定はいいことだと思います」
第100回大会の節目に相応しい舞台で行われる全米プロゴルフ選手権では、1980年の「バルタスロールの死闘」のようにドラマが生まれるののだろうか、注目だ。
LIVE FROM バルタスロールGC 7月26日号より
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