R.マキロイ、「64」の猛チャージで優勝争いに名乗りも レックス倉本氏は「楽観的には…」
2016年6月4日(土)午後4:27
「第5のメジャー」ザ・プレーヤーズ選手権 2日目は荒天により約2時間の中断を挟んだこともあり、日没サスペンデッドに。世界ランクNo.1のジェイソン・デイが14ホールを終えて、暫定単独トップをキープ。松山英樹は1アンダー71でホールアウトし、暫定33位タイとなった。
近年では例を見ない伸ばしあいとなっている今大会。ここまでの平均スコアは「71.06」とここ6年で最も低い数字となっている。初日にはデイが圧巻のコースレコードタイとなる「63」を叩きだしたが、この日ギャラリーを沸かせたのはローリー・マキロイだった。
スタートの10番から4連続バーディと最高の滑り出しを見せたマキロイは、15番でもバーディとした直後の16番パー5でグリーン横からの第3打をチップインで沈めてイーグルとし、前半をわずか「29」で折り返す。後半も2番、7番をバーディとすると、最終9番でボギーを喫し、「63」には届かなかったが8アンダー「64」をマーク。暫定12位タイに浮上した。
初日こそ「72」と出遅れていたマキロイだったが、好スコアの要因は「絶好のコンディションだったから、ということに尽きる」ようだ。
ローリー・マキロイ
「初日は午前の方がスコアが良かった。2日続けて午前と午後で大きくコンディションが異なっている。昨日も調子は悪くなかったが、今日はパットが良く決まってくれた。今日と昨日で調子に大きな差はない」
「スイングは良くなった。今週はティーショットでドローとフェードの打ち分けが上手くできている。あとは、ウェッジショットの正確性を上げないといけない。9番ではウェッジでもっと良いショットを打ちたかったが、優勝争いができるプレーが出来ているので、明日からが楽しみだ」
決勝ラウンドに向けて本人は手ごたえを感じているようだが、レックス倉本氏は「楽観的には見れない」とレポート。その要因は最終9番のボギーだったようで、この結果にマキロイのキャディは「8アンダーで回った選手の顔ではなかった」ぐらい悔しさを滲ませたようだ。さらに「今日の午後雨は降ったが、明日マキロイがスタートするときには乾いてるだろう。初日か、それよりも難しいコンディションとなり今日のような爆発的なスコアを見込めないが、この悔しさがどうスコアに表れるのか注目だ」と語った。
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