“スピースのまね”ではありません! R.マキロイ、スタイル変更でパッティング復調の兆し
2016年6月2日(木)午前11:47
フロリダ州のトランプ・ナショナル・ドラルで開催されている世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ、WGC-キャデラックチャンピオンシップ。このビッグトーナメント直前にパッティングスタイルの変更に踏み切ったローリー・マキロイは同大会2日目、グリーン上で好調なプレーを見せて2打差2位タイに浮上した。
初日は「33」パットを叩き、試行錯誤の続くクロスハンドグリップで精彩を欠いたマキロイだが、2日目のパット数は一気に10打縮める「23」。これは2番目に少なかった選手を3打上回るトップの数字で、約1.5?3メートルの距離では初日が6回中2回成功だったのに対し、この日は6回全てを成功。ショート連発の前日とは打って変わって距離感も完璧だった。競技後、そんなマキロイにパッティングについて質問すると、意外なことが「一番心配」だったという返事が返ってきた。
「パターの持ち方については自分なりに色々考えていたんだけど、一番心配だったのは“スピースのまね"をしたと言われそうなことだった。自分としてはそれが一番心配だった点。クロスハンドの持ち方はルーキーだった2008年にも欧州ツアーの大会でやってたいたしね」
引き合いに出されたジョーダン・スピースはクロスハンドグリップの使い手で、ツアーでも屈指の名手だ。マキロイにとっては世界王者の座を奪い取られたライバルでもあり、パッティングに関しては同選手が一枚上手。そんなライバルの影響がスタイル変更のきっかけだとは思われたくないということだろう。
とはいえ、大事なのは結果。ストロークス・ゲインド・パッティングでツアー189位に沈むマキロイにとってそれはなおさらで「これ以上悪くなりようがないから(スタイルを変える)勇気もいらなかった」そう。この日のようなプレーが続けられればスタイル変更のきっかけなど問題にもならないし、本人も「今の時点でとても良い感じ。ずっと続けていくつもり」とのことだが、果たして間近に迫るマスターズやそれ以降の戦いにどのような影響を与えることになるか。
ゴルフセントラル 3月5日号より
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写真提供:Getty Images