勝ち飯はおにぎり!伊澤利光の心を動かした丸山茂樹の信念
2016年8月7日(日)午前10:14
11月24日よりオーストラリア・メルボルンで開催されるゴルフ国別対抗戦「ISPSハンダ ゴルフ ワールドカップ」。日本のエース松山英樹が石川遼をパートナーに指名し、夢のタッグが実現することで話題となっている。
過去に日本代表は1957年の中村寅吉と小野光一、2002年の伊澤利光と丸山茂樹が優勝を飾っている。日本の若き両雄が3度目の世界制覇へ力をあわせる大会を前に、2002年大会に丸山茂樹のキャディを務めた杉澤伸章氏に見どころを聞いた。
勝ち飯はおにぎり!2002年優勝秘話
前年に御殿場で開催された時に、丸山さんと伊澤さんはペアを組んで11位でしたが、相性は良かったし、2002年も丸山さんは「パートナーには伊澤さんしかいない!」と指名しました。
でも、当時伊澤さんは調子が悪くて、開催地がメキシコで食事面の不安もあり、最初は断っていました。それでも丸山さんは何度も説得して、最後は「自分がアメリカから炊飯ジャーを持っていくから一緒に出てくれ!」と言って、伊澤さんの心を動かしました。それくらい真剣に勝ちにいっていたし、伊澤さんじゃないとダメだっていう信念を感じました。
大会期間中は毎朝、僕とマネージャーでおにぎりを20個以上握りましたね。
ポイントは「フォアサム」の戦い
フォアボールはどちらかがバーディを取る!という感じでそれほどプレッシャーはないですが、フォアサムは必ず交互に打つので、自分がミスをすればパートナーがリカバリーすることになります。
丸山さんもいつも以上に一打に対する集中力が高くて、打つ度に「ふーっ」と安堵のため息をこぼしていたのを覚えています。パー3が全て奇数ホールだったので、フォアサムではアイアンショットのキレがある伊澤さんが奇数ホールを、丸山さんが偶数ホールのティーショットを担当し、この作戦がうまく噛み合いました。
最終日の17番パー3では伊澤さんがピンそばにつけて、丸山さんがバーディパットを決め、優勝を決定づけるホールになりましたね。
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