2日目を終え、矢野東が暫定6位タイと好調だが、矢野以外の日本勢はエンジンがかからずにいる。

　メジャー今季第2戦の第109回 全米オープン（ニューヨーク州ベスページ・ステート・パーク、ブラックC）は現地時間19日に雨のため順延となった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行った。だが、再び日没順延となり、今田竜二は第2ラウンドを1ホールも消化出来ずに終わった。

　雨の中の第1ラウンドは序盤、我慢のゴルフで耐え抜いたものの、再開後のバック9は3連続を含む5ボギー（1バーディ）を叩いて5オーバー75。第1ラウンド終了時点で98位タイと出遅れた。中断、順延の条件は皆同じだが、今田は「すっと行きたかったが、流れが断ち切られた」と集中力が途切れた。普段は得意なパットも「グリーン上がスパイクマークででこぼこになっていて、難しかった」と実力を発揮出来ず。しかし、第2ラウンドが始まり、スコアを落とす選手が多かったため、まだスタートしていないにもかかわらず、順位は暫定86位タイまで上がってきた。「もう（スコアを）落とせない状況だが、何とか最終日まで回りたい」と言う今田の明日以降の巻き返しに期待したい。

　また第1ラウンドで7オーバー77の123位タイと出遅れた横尾要は第2ラウンドの14ホールを終えてイーブンパーと踏ん張り、通算7オーバーを維持して暫定117位タイ。甲斐慎太郎は8ホールを終え、通算11オーバーで出場156人中暫定151位タイに低迷している。