P.ローリーが大会3勝目へ王手 昨季覇者・B.グレイスは2差で追う
2016年1月30日(土)午後1:07
欧州ツアーのコマーシャルバンク カタールマスターズが現地時間29日、カタールのドーハGCを舞台に開幕し、第3ラウンドの競技を終了。2アンダー70のラウンドとなったポール・ローリー(スコットランド)が単独首位をキープした。
前日の「66」で単独首位に浮上したローリー。ツアー通算9勝目を目指す47歳は、前半をスコアカード通りのプレーで折り返すと、バックナインに入っても13番までパープレーを継続。迎えた14番でこの日最初のバーディを奪ってからもスコアを落とさず、18番のバーディ締めで、2バーディ、ノーボギーでのホールアウトとなった。後続との差は2打に広がり、大会史上初となる3度目の戴冠に向け「明日は難しい挑戦になるが、楽しみにしている」と意気込みを見せるが、果たしてこのまま逃げ切りとなるだろうか。
通算11アンダーの2位タイにつけたのは、大会初の連覇を狙うブランデン・グレイス(南ア)とトービヨン・オルセン(デンマーク)。グレイスは4バーディ、ノーボギーの安定したゴルフで11位タイから浮上。逆転を目指す最終日はローリーに待ったをかけられるか。
そのほか上位は、通算10アンダー4位タイにラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)とトミー・フリートウッド(英)が並び、通算9アンダー6位タイにツアー4勝のグレゴリー・ボーディ(仏)や同2勝のリー・スラッテリー(英)ら4人が続く。22歳の注目アマチュア、ブライソン・デシャンボー(米)はこの日2つスコアを落とし、通算1オーバー68位タイに後退している。