欧州ツアーのポルトガルマスターズは現地時間18日、ポルトガルのオセアニコ・ビクトリアGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。5打差の首位から出たアンディ・サリバン（英）がさらにリードを伸ばし、通算23アンダーの9打差で圧勝した。

　昨日に引き続いてのショットガンスタートとなった最終日は、悪天候の影響で予定より2時間遅れて競技開始。しかし首位を走るサリバンは全くその影響を見せず、この日も5アンダー66の好スコアをマーク。今季ツアー3勝に一番乗りを果たし、大会の最大ストローク差記録を大きく更新した。この結果、世界ランクではトップ50に食い込んでいる。

　競技後、サリバンは「今日はミスをしないつもりでいたし、実際そうなった。ノーボギーなんて信じられない。まさにやりたいことが出来た」とプレーへの満足感をコメント。サリバンの勝利は前週大会を制したマシュー・フィッツパトリック（英）に続く2週連続の完全優勝となり、これはツアー初の出来事となった。

　2位争いはクリス・ウッド（英）が通算14アンダーで制した。エドアルド・デ・ラ・リバ（スペイン）、トレバー・フィッシャーJr.（南ア）、アンソニー・ウォール（英）が通算13アンダーの3位に入っている。

　そのほか、今季1勝のソレン・ケルドセン（デンマーク）は通算4アンダー37位タイ。今季初勝利を目指したマーティン・カイマー（独）は通算2アンダー50位タイで大会を終えた。