欧州ツアーのポルトガル・マスターズは現地時間15日、ポルトガルのオセアニコ・ビクトリアGCを舞台に第1ラウンドの競技を行ったものの、競技途中で日没サスペンデッドが決定。7アンダー64でホールアウトしたニコラス・コルサーツ（ベルギー）とアンディ・サリバン（英）の2人が暫定ながら首位を分け合った。

　昨季大会初日にツアー新記録「59」に迫る11アンダー60をマークしたコルサーツは、この日も前半に「30」と爆発。11番からの5ホールで4バーディを奪うと、さらに17番でイーグルをマークして一気にリーダーボードを駆け上がる。後半は最初の4ホールをパープレーと静かな立ち上がりとなったが、5番パー5ではグリーンエッジからフックラインを読み切ってこの日2つ目のイーグル。その後7番で1つスコアを落としたものの、2イーグル、4バーディ、1ボギーで今季2勝のサリバンと並び、ツアー3勝目へ最高のスタートを切った。

　トップと1打差の暫定3位タイにはコルサーツと同じくベルギー出身のトーマス・ピータースやトーマス・エイケン（南ア）ら4人。8月のD+D レアル・チェコ・マスターズ、翌月のKLMオープンとツアー初勝利からの出場2試合連続優勝でブレイクを果たしたピータースは、7バーディ、1ボギーでホールアウト。今季3勝目へ上々の滑り出しを見せている。

　今季初勝利を目指すマーティン・カイマー（独）は5バーディ、4ボギーの1アンダー70で暫定47位タイ。昨季覇者のアレクサンダー・レヴィ（仏）は1オーバー72の暫定87位タイと出遅れている。