欧州ツアーは現地時間30日、チェコ・プラハのアルバトロス・ゴルフリゾートを舞台にD+D レアル・チェコ・マスターズ最終ラウンドの競技を終了。トーマス・ピータース（ベルギー）が通算20アンダーにスコアを伸ばし、後続と3打差で悲願のツアー初勝利を挙げた。

　1打差の単独首位から出たピータースは、立ち上がり3番のダブルボギーで通算16アンダーに後退。ペール・エドバーグ（スウェーデン）に一時トップの座を奪われたものの、9番からの連続バーディで再び首位タイまで浮上すると、バックナインで失速したエドバーグを尻目に13番、18番と着実にスコアを伸ばし、5バーディ、1ダブルボギーの3アンダー69でタイトルを勝ち取っている。現在23歳のピータースはベルギー人として3人目の欧州ツアー優勝者となった。

　1打差から逆転優勝を目指したエドバーグは2アンダーで迎えた後半に1つスコアを落とし、3バーディ、2ボギーの1アンダー71で通算17アンダー単独2位となった。通算16アンダーの単独3位は元全米アマ王者のマシュー・フィッツパトリック（英）。通算15アンダー単独4位にロバート・ディンウィディ（英）が続いた。

　そのほか、単独3位からスタートのトービヨン・オルセン（デンマーク）は2オーバー74と崩れ、今季1勝のルーペ・カッコ（フィンランド）らと並ぶ通算11アンダー5位タイ。ツアー2勝目を目指したビクトル・ドゥブイソン（仏）は通算6アンダー27位タイとなっている。