欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間5日、フランスのル・ゴルフ・ナショナルを舞台に最終ラウンドを行い、ベルント・ウィースバーガー（オーストリア）が3打差を逆転し、ツアー通算3勝目を挙げた。

　ウィースバーガーは4番からの4連続バーディに続き9番でもスコアを伸ばし、前半を「31」で折り返すと、難関のバックナインを17番までパープレー。さらに最終18番をバーディで締めくくって圧巻の「65」をマークし、通算13アンダーで後続に3打差をつけて鮮やかな勝利を飾った。

　今季は2位（タイ含む）が2回、そして3位と4位タイにも1回ずつ入っているウィースバーガーは「今のところ、素晴らしいシーズン前半になっている」とコメント。2012年以来の優勝には「多くの成功を収めてきたが、あと一歩だった。この大会は自分にとって特別」と喜んだ。

　ジェームス・モリソン（英）が通算10アンダーの単独2位。後半に3バーディを奪い、追い上げを見せたが及ばなかった。首位からスタートしたジャコ・ヴァン・ジル（南ア）はスコアを2つ落とし、通算8アンダー3位で終戦。2009年大会王者のマーティン・カイマー（独）は最終ホールで池に打ち込むなど「70」とスコアを伸ばしきれず、通算7アンダー単独4位となった。

　その他、ラファエル・カブレラ-ベロ（スペイン）が後半2イーグルなどの猛追で単独5位（通算5アンダー）に入り、モリソン、ヴァン・ジルとともに全英オープン（16?19日／スコットランド、セントアンドリュース）の出場資格を獲得している。

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