C.カークがJ.スピースらとの混戦制して優勝 石川は大会自己ベストの43位タイも「自分的には不完全燃焼」
2015年5月25日(月)午前10:37
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(写真提供:Getty Images)
米男子ツアーのクラウンプラザインビテーショナルat コロニアルが現地時間24日、テキサス州のコロニアルCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。4位タイから出たクリス・カーク(米)が4アンダー66でラウンドし、通算12アンダーでツアー通算4勝目を挙げた。30位タイから出た石川遼は1オーバー71でスコアを落としたものの、大会自己最高の43位タイという結果で4日間の競技を終えている。
上位争いは混戦となり、勝負は最終ホールまでもつれた。1打リードして臨んだカークは第1打をラフに打ち、パーオンできなかったが、2メートル強のパーパットをねじ込み、4者によるプレーオフ突入をかろうじて避けた。カークと同組のブラント・スネデカー(米)は同ホールで約4メートルのバーディパットを決められず、1打差の2位タイに終わった。
マスターズ覇者ジョーダン・スピース(米)も「65」の好スコアで締め、通算11アンダーの2位タイで終えた。ジェイソン・ボーン(米)は7アンダー63をマークし、24位タイから2位タイにジャンプアップしている。
首位から出たケビン・ナ(米)は2オーバー72とスコアを落とし、通算9アンダーの10位タイ。2位から出たイアン・ポルター(英)もイーブンパー70と伸ばせず、5位タイに終わった。ディフェンディング・チャンピオンのアダム・スコット(豪)も「70」で終え、通算6アンダーの24位タイだった。
初日を首位タイと期待のスタートを切りながらも30位タイに後退していた石川遼は、前半1バーディ、5ボギーとさらに後ずさり。後半は4バーディ、1ボギーとなんとか持ち直して「71」のラウンドとなり、通算2アンダーで今大会自己ベストの43位タイに終わった。
競技後、石川は「アイアンが良くなかった一週間」と今大会の反省を口にしつつ「序盤に短いパットを2回外したところで集中力を保つのが難しかったが、後半に入ってしっかり切り替えられたので、あそこから立て直せて良かった」と最終日バックナインでの内容には一定の満足を表した。
その上で「2メートル以内のパットは今日の2回ぐらいから外していないし、パッティングは一番自分で手応えを感じている。ドライバーを飛ばして曲げないというところは求めつつだが、自分が戦っていくにはパッティングの技術はすごく支えになるので、すべてのクラブで一生懸命練習してベストを尽くしていけるようにしっかり備えたい」と次戦以降への意気込みをコメント。
さらに「今週は初日のスタートで気合が入っていたが、空回りして落ちてしまったので、自分的には不完全燃焼というところがある。プレーヤーズみたいに一試合一試合燃え尽きて終わる、またその精神力と言う部分もそういう位置でやらないとついてこないと思うので、今週はチャンスだっただけにすごく悔しいが、また次チャンスが来ると信じて練習し、試合でまたチャンスが来た時に挑戦したい」と前を見据えた。
【関連動画】石川、14番パー4の2打目をピンそば約1.5メートルに寄せバーディ!
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クラウンプラザインビテーショナルat コロニアル最終日は5月25日(月)午後11時?「PGAツアーダイジェスト」でお送りします!
今年69回目を数える歴史ある大会で、優勝者に送られるタータンチェックのジャケットは、PGAツアープレーヤーが手にしたい憧れの一つだ。かつては伝説のプレーヤー、ベン・ホーガンが同大会5勝、近年ではザック・ジョンソン、スティーブ・ストリッカーらが得意としており、ショットメーカーに有利な大会と言われている。
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