欧州ツアーのポルトガル・マスターズは現地時間9日、ポルトガルのオセアニコ・ビクトリアGCを舞台に開幕する。21歳のマッテオ・マナセロ（伊）が今季初、ツアー通算5勝目に向け意欲を燃やしている。

　2010年から4シーズン連続で1勝ずつを挙げてきたマナセロ。これまでは数々のツアー記録を塗り替えるなど順調にキャリアを積み重ねてきたが、今季は7月のアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープンでの4位タイが最高位とここまで勝利なし。

　マナセロは、1年以上優勝から遠ざり「今年が終わるまでには勝ちをつけたいから、ここでチャンスが巡ってくるといいね」とコメント。さらに「ポルトガル・マスターズはもっとも好きな大会のひとつ。優勝トロフィに僕の名前を刻みたい」と、今季初Vへ闘志をみなぎらせていた。

　予選ラウンドは、それぞれ今季1勝のトンチャイ・ジェイディ（タイ）、マーク・ウォーレン（スコットランド）とプレーすることが決まっている。

　また、ディフェンディング・チャンピオンのデビッド・リン（英）の他、シェーン・ロウリー（アイルランド）、アルバロ・キロス（スペイン）ら歴代王者も参戦。地元ポルトガルのリカルド・サントスも出場し大会を盛り上げる。