ゴルフの聖地、スコットランドのセントアンドリュース オールドC（＝SA）、カーヌスティ（＝C）、キングスバーンズ（＝KB）の3コースを舞台にプロアマ形式で行われる欧州ツアー、アルフレッド ダンヒル・リンクス選手権は現地時間3日、第2ラウンドの競技を終了。首位と1打差単独2位から出たしたラファエル・ジャクリン（仏）がキングスバーンズで2アンダー70をマーク、通算9アンダーまでスコアを伸ばして単独首位に躍り出た。

　この日は雨と風によりスコアメイクが難しい中、終盤の2ホール連続を含む5バーディ、3ボギーにまとめてトーナメントをリード。ラウンド後は「とても満足している。17番と18番でバーディを奪ったので、美味しい夕食を食べて、良く眠ることができるね」とおどける余裕も見せた。それでも最後は「長い週末が待っている。ゴルフというゲームは簡単にはいかないんだ」とツアー5勝目に向け気を引き締めることも忘れなかった。

　1打差の2位タイにパドレイ・ハリントン（アイルランド／KB）、シェーン・ロウリー（アイルランド／SA）、アレクサンダー・レヴィ（仏／KB）、オリバー・ウィルソン（英／KB）の4人が続いている。注目のライダーカップ組では、スティーブン・ギャラハー（スコットランド／KB）が通算6アンダー9位タイに浮上。トップと3ストローク差まで迫り優勝も見えてきた。

　また、初日出遅れたその他のライダーカップメンバーもスコアを伸ばした。この日キングスバーンズをプレーしたローリー・マキロイ（北アイルランド）は5アンダー67をマーク。前日の97位タイから20位タイに一気に順位を上げた。ビクトル・ドゥブイソン（仏／KB）も同順位につけた。その一方で、マーティン・カイマー（独／KB）は通算2オーバー110位タイに沈んでいる。