フィル・ミケルソン（米）が第143回 全英オープン（現地時間17?20日／英ロイヤル・リバプールGC）連覇に向けて、前哨戦である欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープン（10?13日／スコットランド、ロイヤル・アバディーン）に挑む。

　昨季の全英オープンで悲願の初優勝を果たしたミケルソン。その要因となったのが、前哨戦として臨んだ昨季のスコティッシュ・オープンだった。昨季大会では初日から好位置につけると、ブランデン・グレイス（南ア）と並んでフィニッシュ。プレーオフの末にグレイスを下し、最高の形でメジャー大会を迎えていた。

　2週連続の大会連覇がかかる44歳のレフティは「スコットランドの天気は全く読めない。たぶん明日はひどい天気になっているだろう。でも、これまでもコンディションが悪い中で最高のプレーを何回もやってきた。特に2011年のロイヤル・セントジョージ（全英オープン）が印象に残っている」と荒天でもプレーの質に影響がないと主張した。

「去年2つ（スコティッシュ・オープン、全英オープン）の大会に勝てたことは自分のキャリアの中でももっとも印象に残る出来事だった。今年はシーズンを通じていいプレーを出来ている。連覇する絶好の機会だし、楽しみにしている」とミケルソンは力強く連覇に自信を見せた。

　その他、ローリー・マキロイ（北アイルランド）、ジャスティン・ローズ（英）、トーマス・ビヨーン（デンマーク）、リッキー・ファウラー（米）ら強豪が参戦する。