Gマックことグラエム・マクドウェル（北アイルランド）が自身初の連覇に挑む。

　欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間3日、2018年のライダーカップの開催地に選ばれているフランスのル・ゴルフ・ナショナルを舞台に開幕。1906年に始まったフランスオープンを前身とする大会で1972年から欧州ツアーに入り、2010年から現在の大会名になった。

　昨季は3日目にトップに浮上したマクドウェルが、通算9アンダーで逃げ切りシーズン2勝目（米男子ツアーを含むと3勝目）を挙げた。2010年の全米オープン制覇など輝かしいキャリアを誇るが以外にも大会連覇はない。今大会では自身初のタイトル防衛なるかに注目が集まるが、彼の前にはワールドクラスの挑戦者たちが立ちはだかることになる。

　3週前の全米オープンを制したマーティン・カイマー（独）、現在レース・トゥ・ドバイ（賞金ランキング）で首位に立つトーマス・ビヨーン（デンマーク）、前週欧州ツアーを制した初のパラグアイ人となったファブリツィオ・ザノッティ、ジェイミー・ドナルドソン（ウェールズ）あたりは強力なライバルとなってきそうだ。

　また、2月のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で一躍注目を浴びる存在となった地元期待のビクトル・ドゥブイソン、プロとしてのキャリアを歩み始めた全米アマチュアゴルフ選手権チャンピオンのマシュー・フィッツパトリック（英）にも注目。果たしてマクドウェルは彼らを下して連覇を達成することが出来るか？