欧州ツアーのハッサンII世トロフィは、現地時間26日からモロッコ王宮内のゴルフ・デュ・パレロワイヤルで開催される。アルハンドロ・カニサレス（スペイン）は大会連覇、アンディ・サリバン（英）は世界ランキング50位以内でのマスターズ出場権を狙う。

　限られたメンバーしかプレーできず、つねに最高のコンディションに保たれているゴルフ・デュ・パレロワイヤル。カニサレスは昨季大会、初日に10アンダー62を叩き出して飛び出すと、最終日までトップを明け渡すことなく通算19アンダーで完全Vを達成した。

　しかし、続く7大会で6度の予選落ちを喫し、7月半ばからは故障で約3か月の離脱。それでも、今年は先月のメイバンク・マレーシアン・オープンで3位タイに入るなど復調しつつあり「また健康になっていいスタートが切れている」と、連覇に向け手ごたえをつかんでいるようだ。

　一方、今季好調で一気にマスターズ出場権まで狙うのがサリバン。今年を世界ランク150位でスタートしたが、現在は61位。今大会で2位以内に入れば自力でオーガスタへの切符を手にできるところまで来ている。そのほか、アレクサンダー・レヴィ（仏）も2位以内で出場権を獲得、ジョージ・クッツェー（南ア）は優勝が条件となる。

　日本勢は松村道央、岩田寛が参戦する。