5打差に40人以上がひしめく混戦模様の中、タイガー・ウッズ（米）を抜き世界ランク2位に浮上したヘンリック・ステンソン（スウェーデン）が地元での今季初Vに向け一歩前進した。

　欧州ツアーのノルデア・マスターズは現地時間30日、スウェーデンのPGAスウェーデンナショナルを舞台に第2ラウンドの競技を行い、通算6アンダーまでスコアを伸ばしたビクトル・ドゥブイソン（仏）、アルバロ・キロス（スペイン）、エディ・ペパレル（英）の3人が首位グループを形成した。

　ドゥブイソンは今年2月の世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズの初戦 WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で決勝にコマを進め、ジェイソン・デイ（豪）に敗れたものの準優勝を飾って注目を集めた若手。また、キロスはツアー屈指の飛ばし屋、ペパレルはツアー初優勝を目指す23歳の伏兵といずれも個性豊かな面々が顔を揃えた。

　一方、昨年の欧米両ツアー年間王者ステンソンは6バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの2アンダー70とやや出入りの激しいゴルフながら2つスコアを伸ばし、通算5アンダーで前日の14位タイから4位タイに浮上。「昨日より内容は良くなっている。週末に向けもっと調子を上げて行きたいね」とシーズン初Vに意欲を見せた。

　ステンソンと同じ4位タイにブラッドリー・ドレッジ（ウェールズ）、トンチャイ・ジェイディ（タイ）、スティーブン・ギャラハー（スコットランド）らが並び、通算4アンダー10位タイにピーター・ハンソン（スウェーデン）、ロバート・カールソン（スウェーデン）ら地元勢がつける展開となっている。

　尚、今大会に日本勢は出場していない。