松山、苦しみながらスコア伸ばし23位タイフィニッシュ
2014年5月12日(月)午前9:49
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松山英樹の“第5のメジャー”初挑戦は最終日にスコアと順位を上げ幕を閉じた。
米男子ツアーのフラッグシップ大会 ザ・プレーヤーズ選手権は現地時間11日、同ツアーの総本山フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に最終ラウンドの競技を終了。「最終日こそ60台を目指す」と語っていた松山は5バーディ、3ボギーの2アンダー70と目標の60台には届かなかったが、前日より5ランクアップの通算5アンダー23位タイで終戦した。
出だし直後の3番パー3でバーディを先行させた松山だったが「練習のときからショットが上手くいかないなと思った」という予感が的中。ショットがブレ、短いパットも決まらず4番から7番の4ホールで3つボギーを叩き、リーダーボードをずるずると後退してしまう。
しかし、9番から3連続バーディで盛り返し「9番のバーディが大きかった。アウトで苦しいゴルフを強いられたけれど、インで良いゴルフが出来たので良かったです」とサバサバとした表情を浮かべた松山。難易度の高い最終18番でもスライスラインを読み切ってバーディを決め「良いときの感覚をもうちょっとで思い出しそう」と手応えを口にした。
次週は試合を休み「体調を戻し」2週間後のクラウン・プラザ招待 at コロニアル(22?25日/テキサス州コロニアルCC)に挑むことになる。
優勝争いは松山がホールアウトした後に雷雨によるおよそ1時間半の中断を挟み、日没ぎりぎりまでもつれたが、結局初日コースレコードタイをマークしたマーティン・カイマー(独)がジム・フューリック(米)に1打差をつけ通算13アンダーで逃げ切り、2010年の全米プロゴルフ選手権以来のツアー通算2勝目を挙げた。
尚、ウェイティングの1番目だった石川遼は欠場者が出なかったため出場を逃している。