欧州男子
欧州ツアー2勝目狙うO.フィッシャー「ベスト尽くす」
2014年5月8日(木)午前11:59
オリバー・フィッシャー(英)が、飛躍への足掛かりをつかもうと燃えている。
レース・トゥ・ドバイと呼ばれる欧州ツアーの賞金ランキングで現在48位のフィッシャーは、現地時間8日に開幕するマデイラ・アイランド・オープン(ポルトガル、クラブ・デ・ゴルフ・ド・サント・デ・セラ)に出場する選手の中で、同ランキング最上位にいる。
2011年チェコ・オープンでツアー初優勝を飾ったフィッシャーだが、その後優勝には手が届かず、足踏みしている間に25歳になった。今季は同ツアーで9試合に出場して、アフリカ・オープン2位、NHコレクション・オープン6位タイと2試合でトップ10入り。予選落ちはジョバーグ・オープンの1試合だけと安定したプレーを続けている。
実は昨季、賞金ランキング118位と思うような結果が残せなかったため、今季は出場できる試合が限られているのだが、2度のトップ10入りで来季のシード権を確定させつつあるだけに、気持ちに余裕ができている。
練習ラウンドをこなした後で「コースは硬いし、天候が読めないのがマデイラ。我慢の1週間になるでしょう」と慎重に挑むことを宣言した。その上で「自分のベストを尽くすだけです。でも楽しみにしています」と、笑顔で2勝目を狙う。
その他、地元ポルトガル出身のリカルド・サントスも、大逆転でツアー初Vを手にした2012年大会以来となる2勝目を故郷で飾るべく全力で戦う。