豪雨で日没順延の欧州ツアー、31歳新人J.ドハーティが暫定首位発進
2014年4月4日(金)午前11:51
31歳の“新人”が好スタートを切った。
欧州ツアーの新規大会、NHコレクション・オープンは現地時間3日、スペインのラ・レセルヴァ・デ・ソトグランデ・クラブ・デ・ゴルフを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、豪雨のため2時間40分遅れ、71人(棄権1人除く)がホールアウトできずに日没サスペンデッドとなった。
そんな中、暫定ながら単独首位に立ったのが3アンダー69でホールアウトしたジャック・ドハーティ(スコットランド)だ。昨年11月のQスクール(シード権を争う予選会)で12回目の挑戦にしてようやく今季の出場権を得た31歳だが、今シーズンはこれまで5試合に出場して予選通過はツワネ・オープンの1試合だけ。それも63位タイと苦しい戦いを強いられてきた。
この日は強風の中でのプレーとなったが「タフだったけど、スコットランドの西海岸で練習していればこんなのは当たり前」と涼しい顔を見せた。それでも「今年はメインツアーで戦う初めての年。目標は限られた機会の中で来年のツアーカードを獲得すること。一試合一試合が大きな意味を持つけど、今週がさらに大きなものになれば最高だね」と、上位に入ることを誓った。
そのドハーティと1打差の暫定2位タイで、ブラッドリー・ドレッジ(ウェールズ)、リース・デービス(ウェールズ/12ホール終了)、テジャート・ヴァン・デル・ウォルト(南ア/8ホール終了)、ジョアキム・ラガーグラン(スウェーデン/7ホール終了)が追走し、さらに1打差の6位タイにデビッド・ハウエル(英)、オリバー・フィッシャー(英/7ホール終了)ら。地元期待のアルハンドロ・カニサレス(スペイン)はイーブンパー72でホールアウトし、トーマス・レベ(仏/11ホール終了)らと並び暫定21位タイにつけている。
マスターズ(10?13日/米ジョージア州オーガスタナショナルGC)の前週とあって世界ランク上位勢がこぞって渡米してしまい、留守の中そのスキを突こうとする者たちが繰り広げる熱い戦いは、まだまだ目が離せない。