P.ユーラインの親友J.ハーン暫定首位! R.サントス一歩後退…
2014年2月15日(土)午前10:55
ヨーロッパを主戦場に戦う親友ピーター・ユーライン(米)に刺激され自ら欧州ツアーに身を投じた24歳のルーキー、ジョン・ハーン(米)が暫定トップに躍り出た。
欧州&南ア・サンシャインツアー共催のアフリカ・オープンは現地時間14日、南アフリカのイースト・ロンドンGCを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、午後になり激しい雷雨に見舞われ1時間半以上中断を挟んだため進行が遅れサスペンデッドとなった。
そんな中、雷雨の前にホールアウトし1イーグル、8バーディを奪い10アンダー61と爆発したハーンが通算16アンダーで初日の6位タイから暫定単独首位に浮上。2打差の暫定単独2位に前日のトーナメントリーダー、リカルド・サントス(ポルトガル)が続き、通算13アンダー暫定単独3位に36ホールノーボギーのオリバー・フィッシャー(英)がつけた。
現在世界ランキング881位のハーンは、大学時代オールアメリカンに3度選ばれるなど卓越した戦績で、ライバル・ユーラインとも凌ぎを削った仲だ。タイトリストを傘下に抱えるアクシネット社の御曹司(ユーライン)がプロ生活をヨーロッパでスタートさせたのに刺激を受けたハーンは、昨年同ツアーのQスクール(プロテスト)を受けファーストステージをトップでクリア。今季念願のヨーロッパデビューを飾ったばかりだ。この日見せた爆発力は大きな魅力。残り2日、訪れた大きなチャンスを自らの手で成就させたい。
期待の地元勢は、トーマス・エイケン(南ア)が通算11アンダーで暫定5位タイにつけたのが最高。尚、世界ランク上位選手は、すでにメジャー第1戦マスターズに備えて渡米しており、今大会のフィールドは薄い。とはいえ、勝てば世界ランク急浮上が望めるとあって、選手たちは必死の戦いを続けている。