地元勢が首位並走 E.モリナリ伸ばせず後退
2014年2月9日(日)午前9:33
地元勢がここ7年で5回優勝を飾っている大会で、今年も南ア勢が上位を独占している。
欧州ツアーと南ア・サンシャインツアー共催のジョバーグ・オープンは現地時間8日、南ア、ロイヤル・ヨハネスバーグ&ケンジントンGCのイーストCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。この日10バーディ(1ボギー)を量産したトーマス・エイケン(南ア)が通算17アンダーまでスコアを伸ばし、ヨハネスブルグ出身の同郷ジャスティン・ウォルターズ(南ア)と首位の座を分け合った。
通算15アンダー単独3位にジン・ジョン(韓)、通算14アンダー単独4位にルーペ・カッコ(フィンランド)が続いたが、予選ラウンドで先頭を走ったエドアルド・モリナリ(伊)は4バーディ、4ボギーのイーブンパー72とムービングデーにスコアを伸ばせず、通算11アンダー単独8位に後退した。
欧州ツアー2勝、サンシャインツアー7勝の実績を持つエイケンは、「優勝争いの経験は豊富な方だから、こういう状況でどうすれば良いかはわかっている。とにかく自分のプレーに徹して目の前の一打に集中することが大事。その結果優勝なら言うことないね」と大会制覇に意欲的。今大会はまだ全英オープン(現地時間7月17?20日/英、ロイヤルリバプール)の出場権を持っていない上位3名に本戦行きの切符が与えられるが、貴重な全英切符を目前に地元出身の30歳はエンジン全開だ。
尚、決勝ラウンドに進出したプレーヤーのうちすでに全英切符を手にしているのは通算10アンダー9位タイにつけるグレゴリー・ボーディ(仏)、通算6アンダー46位タイのダウィー・バン・ダ・ウォルト(南ア)、そして通算4アンダー65位タイに低迷するマスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)の3人だけ。同じく出場権を持っているディフェンディング・チャンピオンのリチャード・スターン(南ア)はカットラインに1打足りず予選落ちに終わっている。