F.カプルスがR.マキロイにエール
2014年1月31日(金)午前11:50
1992年マスターズ王者フレッド・カプルス(米)が、ローリー・マキロイ(北アイルランド)の復活を歓迎した。
歴代優勝者として欧州ツアー中東シリーズ第3戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)に出場したカプルスは、現地時間30日に行われた第1ラウンドを3バーディ、1ボギーの2アンダー70でプレー。9アンダー63で首位発進したマキロイとは7打差35位タイで初日を終えた。
ホールアウト後、マキロイについて尋ねられると「(ゴルフは)短距離走じゃなくマラソンなんだ」と笑顔でジョークを飛ばした。「ローリーには『僕が26歳の頃は1年間いいプレーなんてできなかった。でも、攻め続ける気持ちはまったくなくならなかったよ』とアドバイスすれば良かったかな? 才能のあるやつは自分で戻ってこられるんだ。周囲の人々がそれ(不調)について話題にするのをどれだけ遠ざけておけるかが問題なんだけれど、彼はよくやったね」とスランプ説を投げたメディアや関係者を皮肉った。
2011年全米オープン、2012年全米プロゴルフ選手権とメジャー2勝を挙げて、世界ランキングNo.1の座に就いたマキロイだったが、昨季はクラブ契約を一新したこともあって低迷した。しかし、年末に豪州、ワンアジア両ツアー共催のエミレイツ・オーストラリアン・オープンでようやく1勝。好調なまま2014年を迎えている。2週前の欧州ツアー、アブダビHSBCゴルフ選手権では1打差2位タイと惜敗したものの、今度こそ復活優勝のビッグチャンス。そのタイミングで大先輩・カプルスが授けた一言は、マキロイにとって大きな力になったに違いない。