L.ウーストハウゼンが連覇に向け好発進 ベテラン健在
2014年1月10日(金)午前11:06
欧州ツアーの2014年初戦、地元の星が好スタートを切った。
同ツアー精鋭36名のみに出場が許されるボルボ・ゴルフ・チャンピオンズが現地時間9日、南アフリカのダーバンCCを舞台に開幕。トリッキーなコンディションに各選手ともスコアメイクに苦しんだ第1ラウンド、地元南ア出身のディフェンディング・チャンピオンのルイス・ウーストハウゼンが、ボギーの5アンダー67をマークして単独トップに立ったラファエル・ジャクリン(仏)に1打差の単独2位につけた。
その他上位にはベテランの姿が…。ここ2年ベスト10入りがない45歳の全英オープンチャンピオン、ダレン・クラーク(北アイルランド)が3アンダー69で回り、ビクトル・ドゥブイソン(仏)とともに3位タイの好位置を確保。昨年50歳になったコリン・モンゴメリー(スコットランド)が2アンダー70でクリス・ウッド(英)、ピーター・ユーライン(米)らとともに5位タイにつけた。
そのモンゴメリーが「今日はタフなコンディションだった。海風が吹いたのでほぼすべてのホールで真横から風が吹き付けた。細心の注意を払わないとすぐに大きなミスになる」と語ったが、そんな難コンディションにも連覇を狙うウーストハウゼンはスタートホールでボギーを叩いただけですぐに立ち直り5バーディを奪う安定したゴルフを展開。地元一番人気が期待通りのプレーで上位をキープした。
その他、期待の20歳マッテオ・マナセロ(伊)は5バーディを奪いながらボギー3つ、ダブルボギー1つを叩く出入りの激しいゴルフでイーブンパー72止まり。ポール・ケイシー(英)らとともに17位タイにとどまり、ウーストハウゼンと地元人気を二分するチャール・シュワーツェル(南ア)は2オーバー74、28位タイと出遅れた。
また今月5日、満50歳になったツアー最年長V記録保持者のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)は4オーバー76で34位タイ。目下賞金レーストップを走るトーマス・ビヨーン(デンマーク)は7オーバー79とまさかの大乱調で、出場36人中36位に沈んでいる。