C.シュワーツェル逆転負け 25歳M.マドセンが初V
2013年11月25日(月)午前10:33
2011年のマスターズチャンピオン、チャール・シュワーツェル(南ア)を逆転し25歳の伏兵モルテン・マドセン(デンマーク)が嬉しいツアー初優勝を飾った。
欧州ツアーの2013-2014シーズン開幕戦 SAオープン選手権は現地時間24日、南アフリカのグレンダワーGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独首位からスタートしたシュワーツェルが序盤3連続バーディでリードを広げたが、6番と10番でトラブルに見舞われトリプルボギーとダブルボギーを叩き後退。後半盛り返したが1アンダー71止まりで通算16アンダーの4位タイで4日間の戦いを終え、残念ながら地元での開幕戦Vはならなかった。
世界ランク22位のシュワーツェルの失速を受け、俄然優位に立ったのが2位タイからスタートした同ランク244位のマドセン。前半から着実にバーディを重ねると、ノーボギーの安定したゴルフで5アンダー67をマーク。通算19アンダーまでスコアを伸ばし後続に2打差をつけ記念すべき初Vを達成した。
「実感が湧かない。嬉しいことは嬉しいけれど、こんな結末が待っているとは…。良いプレーがしたいと思っていたけれど勝つとは全く思っていなかった」と嬉しい誤算に戸惑いを隠せなかったマドセン。
「このコースは林でセパレートされ速いグリーンが特徴で、故郷のホームコースと雰囲気が似ている。やっていて楽しかった。彼(シュワーツェル)にはアンラッキーが多くて苦労しているように見えた。楽しい優勝争いだった」と試合を振り返った。
その他上位陣は、通算17アンダー2位タイにジェイブ・クルーガー(南ア)とヘニー・オットー(南ア)の地元勢が入り、シュワーツェルと同じ4位タイに叩き上げの35歳マルコ・クレスピ(伊)。シュワーツェルの弟アッティは1イーグル、3ボギーの1オーバー73を叩いたものの順位的には前日と比べ3ランクアップの41位タイで終戦した。