セベに捧げるV! 大陸欧州選抜13年ぶり勝利の美酒
2013年10月7日(月)午前11:02
大陸欧州選抜が13年ぶりに勝利の美酒に酔いしれた。
英国&アイルランド連合と(それ以外の)大陸ヨーロッパ選抜が2年に1度、名誉をかけて戦う欧州ゴルフツアーのチーム対抗戦、セベ・トロフィ(仏、サン・ノム・ラ・ブルテッシュ)は現地時間6日に最終日のシングルス10マッチを行い、5勝3敗2分と勝ち越した大陸ヨーロッパ選抜が15ポイント対13ポイント(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、敗:0ポイント)で7大会ぶりの勝利を飾った。
前日、英国&アイルランド連合の猛追でポイント9対9のタイに持ち込まれ、ここ6大会連続で負け続けている大陸ヨーロッパ選抜にはイヤなムードが漂っていた。しかし第1マッチのゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)がジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)と引き分けた後、第2戦でニコラス・コルサーツ(ベルギー)がポール・ケイシー(英)を僅差(1アップ)で下しペースをつかむ。
すると大会の名称になっている故セベ・バレステロスを“兄”と慕う大ベテランのミゲール・A・ヒメネス(スペイン)がデビッド・リン(英)を6アンド4の大差で撃破し貴重な1ポイントをゲット。最終マッチのフランセスコ・モリナリ(伊)もクリス・ウッド(英)を3アンド2で下し15ポイント目を奪い勝ち越した。
「厳しい1日だった。選手たちの頑張りでセベ・トロフィを持って帰ることが出来る。ヒメネスとモリナリが試合を引き締めてくれた。本当に嬉しい」と久々の勝利に感無量の大陸ヨーロッパ選抜キャプテン、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)。
敗れた英国&アイルランド連合主将のサム・トーランス(スコットランド)は「相手が強かった。やれることはすべてやったのだが届かなかった」と無念を口にした。これで対戦成績は大陸ヨーロッパ選抜の2勝6敗。同選抜が負け癖を払拭したことで、今後は益々白熱の接戦が期待出来そうだ。