大陸欧州選抜2ポイントリード! 2000年大会以来の勝利へ好発進
2013年10月4日(金)午後0:15
欧州勢同士がぶつかり合う戦いでホセ・マリア・オラサバル(スペイン)主将率いる大陸ヨーロッパ選抜が好スタートを切った。
英国&アイルランド連合と(それ以外の)大陸ヨーロッパ選抜が2年に1度、名誉をかけて戦う欧州ツアーのセベ・トロフィ(仏、サン・ノム・ラ・ブルテッシュ)が現地時間3日開幕。午後から強い雨が降る難コンディションとなった大会初日は5組のペアがフォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)マッチで激突した。
英国&アイルランド連合は、ポール・ローリー&スティーブン・ギャラハーのスコットランドペアが、トーマス・ビヨーン(デンマーク)&ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)のベテランペアを3アンド2で撃破。ところが、ポール・ケイシー&サイモン・カーンの英国ペアは、フランセスコ・モリナリ&マッテオ・マナセロのイタリアペアと引き分けたものの、他の3組が敗れてしまった。そのため、この日は3.5対1.5(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、敗:0ポイント)で大陸ヨーロッパ選抜が2ポイントリードして先手を取った。
一昨年54歳の若さで亡くなったメジャー5勝のセベ・バレステロス氏(スペイン)の名前を冠した同大会で大陸ヨーロッパ選抜は、2000年の第1回大会で勝っただけ。その後は6大会連続で英国&アイルランド連合に敗れる屈辱を味わっている。それだけに、セベの同郷の後輩、オラサバル主将率いる大陸ヨーロッパ選抜はリベンジに燃えており、このまま一気に勝利に向けて突っ走りたいところだ。
しかし、サム・トーランス(スコットランド)主将率いる英国&アイルランド連合も、このままおめおめと負けるわけにはいかない。「皆いいプレーをしたけど、残念ながら相手のバーディの数が多かった。明日はこっちの番だ」と、トーランス主将は巻き返しを誓っており、勝負の行方はまだまだわからない。