地元優勝に意欲を燃やすM.マナセロ&F.モリナリ
2013年9月19日(木)午前11:46
欧州ツアーは現地時間19日、イタリアのGCトリノを舞台にイタリアン・オープンが開幕。マッテオ・マナセロ(伊)、フランセスコ・モリナリ(伊)が母国のナショナルオープン制覇に挑む。
特に20歳になったマナセロにとって、今大会は思い出深いものだった。まだ6歳だった1999年、イタリアン・オープン関連のイベントで当時メジャー5勝を誇ったニック・ファルド(英)と地元プロで現在イタリアテレビ局のゴルフコメンテーターとして人気のニコラ・ポンポーニ氏がティーチングプロを務めたジュニアクリニックに参加。大勢の子供たちの中からマナセロが指名され、ファルドのレッスンを受けたのだった。
練習ラウンド後、当時の写真を見せられたマナセロは「あのときのことは今でもよく覚えているよ。ニック・ファルドが来てくれていて、ニコラ(ポンポーニ)は僕を知っていたから、何発か打たせてくれたんだ。どうしてか分からないけれど、ファルドが見ているのに全然ナーバスになることもなくていいショットが打てたんだ。素晴らしい思い出だよ」と目を細めた。
それだけに、地元のナショナルオープンにかける思いは強い。ケガで欠場が続いている兄エドアルドの分まで結果を残そうと意気込むモリナリと共に、ファンを味方につけ勝利へと突き進む。
アルバロ・キロス(スペイン)、ニコラス・コルサーツ(ベルギー)の飛ばし屋たちや、今大会2勝を誇るゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)、全米オープン覇者のレティーフ・グーセン(南ア)、マスターズ2勝のホセ・マリア・オラサバル(スペイン)ら実力者たちも参戦。トッププロが増えつつあるイタリアで、熱い戦いを繰り広げる。