C.リー6連続バーディで奪首! T.ビヨーンら2差追走
2013年9月8日(日)午後0:03
優勝経験のないクレイグ・リー(スコットランド)が二桁アンダーの猛攻で単独トップに躍り出た。
欧州、アジア両ツアー共催のオメガ・ヨーロピアン・マスターズは現地時間7日、スイスのクラン・シュル・シエールを舞台に第3ラウンドの競技を終了。この日6連続を含む11個のバーディを量産し10アンダー61を叩き出したリーが通算16アンダーで一躍トーナメントをリードした。
2打差の2位タイにトーマス・ビヨーン(デンマーク)、ビクトル・ドゥブイソン(仏)、アルハンドロ・カニサレス(スペイン)がつけ、49歳のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が通算11アンダーで5位タイに踏ん張っている。
しかし前日ビヨーンとともに首位に並んでいたスティーブン・ギャラハー(スコットランド)はスタートホールで幸先の良いイーグルを奪いながら、その後ボギーがかさみ1オーバー72とスコアを落とし通算9アンダー単独9位に後退している。
世界ランク348位、賞金ランクも来季のシード権ぎりぎりの108位に低迷する伏兵がなんとも鮮やかなプレーを披露したものだ。出だしの1番から6連続バーディを奪い、前半を8バーディの『28』で折り返したリーは、後半ややペースを落としたものの3バーディ、1ボギーで回り10アンダー61。「いやぁ、まさかこんなに良いゴルフが出来るとは…」と本人も驚きを隠せない。
「アマチュア時代から今まで1ラウンドで二桁アンダーをマークしたことはない。今日がまさに人生最高のゴルフ。これだけ完璧なショットを1つのラウンドにまとめられたなんて…。こんな日があるものなんだね」と人ごとのような感心の仕方。後続には実績のあるベテランが控えているが、36歳のリーが念願の初優勝に向け残り18ホール、全力を尽くすつもりだ。
尚、小林正則はすでに予選で姿を消している。