遅れて来たルーキー、マルコ・クレスピ（伊）が逆転でツアー初優勝を飾った。

　欧州ツアーのNHコレクション・オープン（スペイン、ラ・レセルヴァ・デ・ソトグランデ・クラブ・デ・ゴルフ）は現地時間6日、最終ラウンドの競技を終了。ムービングデー（前日）のバックナインで5連続バーディを奪って単独2位に浮上していたクレスピが、最終日の前半4バーディを奪ってトップに躍り出ると3アンダー69をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばし後続に2打差をつけ初優勝を飾った。

　下部ツアーでくすぶり、昨年11回目の挑戦にして初めてレギュラーツアー（欧州ツアー）昇格を果たしたばかりの35歳クレスピ。これまでSAオープン選手権で4位タイに入ったのがキャリア唯一のトップ10入りだったが、ようやくつかんだ金星に「凄く良いプレーが出来た。今、とてもハッピーだ」と声を弾ませた。

　2打差の2位タイに最終日6アンダー66のチャージを見せた地元のジョルディ・ガルシア・ピントとリッチー・ラムゼイ（スコットランド）が入り、前日のトーナメントリーダー、マシュー・ニクソン（英）はスコアを1つ落とし、通算7アンダー4位タイに終わっている。