欧州初V狙う川村&小林揃って出遅れ… 初日は日没順延
2014年5月2日(金)午前10:54
欧州ツアー初優勝を狙う川村昌弘、小林正則の挑戦は、今週も初日から苦しいものとなっている。
欧州、アジアン両ツアー共催のザ・チャンピオンシップ at ラグナナショナルは現地時間1日、シンガポールのラグナナショナルG&CCを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、雷のためスタートが1時間遅れ、全員がホールアウトできずに日没サスペンデッドとなった。
そんな中、9アンダー63でホールアウトしたパヌポール・ピッタヤラット(タイ)が暫定ながら単独首位に立ち、スコット・ジェイミソン(スコットランド)、デビッド・リプスキー(米)らが1打差の暫定2位タイで追走しているが、日本勢2人は思うようなプレーができなかった。
日本ではなくアジアでの戦いに活路を求め、ここ2試合でいずれも予選を通過している川村は、10番からスタートして前半で3つのバーディを重ね、良い流れを作った。だが、後半はバーディがピタリと止まり、6番でボギーを叩いて2アンダー70。首位とは7打差の暫定63位タイと不本意な初日となってしまった。
昨季日本オープンゴルフ選手権競技チャンピオンの小林もバーディが出れば、ボギーも叩くというプレーぶりで4バーディ、3ボギー。1アンダー71でホールアウトし暫定85位タイ。予選通過のためには巻き返しが必要だ。
暫定単独トップのピッタヤラットはこの日ノーボギーの9アンダー63。最終18番では6メートルのバーディパットをねじ込んでおり、「今日のプレーにはとてもハッピー。予想していなかったけどうまくいった。今は自分のゴルフがいいと感じている。予想外にパットがたくさん入ったしね」とニヤリと笑った。世界ランク451位の21歳が大きなことをやってのけそうな気配に満ちている。