M.シエム、3打差リードで完全V狙う!
2013年3月30日(土)午前10:52
勝てばメジャー初戦マスターズ(現地時間4月11?14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)出場の夢が叶うマルセル・シエム(独)が単独首位の座をキープした。
欧州ツアーのハッサン2世国王ゴルフ・トロフィーは現地時間29日、モロッコのパライス・ロイヤルGを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日トップ発進のシエムが7バーディ、3ボギーの4アンダー68をマークし通算12アンダーで単独首位を守った。
3打差の2位タイにミッコ・イロネン(フィンランド)とデビッド・ホージー(英)が並び、通算8アンダー単独4位にパブロ・ララサバル(スペイン)がつける展開となっている。
この日10番スタートのシエムは出だしの10番、11番でバーディを重ねて絶好の滑り出しを切ると、その後も5バーディを奪い3打のリードを守った。しかし本人は納得していない様子で「リードを広げられなくて残念。4番と7番のボギーはいただけない。フェアウェイの真ん中からボギーを叩くなんて…」と悔しがった。
「決勝ラウンドはもう少し風が吹いてほしい。自分は風の中でのプレーが得意だし、風が吹けば後続のスコアが伸びにくいからね」と完全Vに意欲を見せる。現在世界ランク72位のシエムがマスターズへの出場権を獲得するには今大会で勝つしかない。残り2日でツアー通算3勝目を目指す。
マスターズ出場の可能性を残している現在世界ランク64位のスティーブン・ギャラハー(スコットランド)と同73位のリッチー・ラムゼイ(スコットランド)は共にこの日盛り返して通算1アンダー24位タイに浮上。しかし同65位のラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)は通算5オーバー78位タイで予選落ち。同74位のスコット・ジェイミソン(スコットランド)も通算11オーバー、115位タイで決勝ラウンド進出を逃しマスターズへの切符に手が届かなかった。