23歳K.アフィバーンラト、1打差ドキドキの完全V!
2013年3月25日(月)午前8:47
23歳の新鋭キラデク・アフィバーンラト(タイ)が格上のメジャー王者らの追撃を振り切り、完全優勝を成し遂げた。
欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンは現地時間24日、マレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に順延となっていた第3ラウンド(最終ラウンド)の競技を終了。54ホールに短縮された大会でアフィバーンラトはイーグルありボギーありの浮き沈みのある内容ながら2アンダー70にスコアをまとめ、通算13アンダーで逃げ切り欧州ツアー初優勝を達成した。
「自分にとって大きな意味のある1勝です。家族に感謝しなければ…。父と母が献身的にサポートしてくれていましたから」と初々しい笑顔を見せた新チャンピオン。背後にはマスターズ覇者のチャール・シュワーツェル(南ア)やメジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)ら強豪が迫っていたが、アジア屈指の飛ばし屋はハツラツプレーで退けた。
1打差の単独2位には「スイング改造してから苦しんだ。久々に良いプレーが出来たけれど、まだ納得していない」というエドアルド・モリナリ(伊)が入り、通算11アンダー単独3位に最終ラウンドで6アンダー66をマークしたアンダース・ハンセン(デンマーク)が食い込んだ。
逆転Vが期待されたシュワーツェルは1アンダー71とスコアを伸ばし切れず通算10アンダー4位タイに終わり、ハリントンは通算9アンダーでパブロ・ララサバル(スペイン)らと並び6位タイ。歴代チャンピオンのひとりマッテオ・マナセロ(伊)は通算7アンダー17位タイに終わっている。
日本勢はただひとり決勝ラウンドに駒を進めた小林正則が通算1アンダー51位タイで54ホールの競技を終了。片岡大育、片山晋呉の2人は予選落ち、平塚哲二は2日目途中でリタイアを表明している。