J.ヴァン・ジル、悲願の初Vに向け首位タイ浮上
2013年2月17日(日)午前11:24
南アフリカ勢による大会4連覇と、悲願のツアー初優勝を狙うジャコ・ヴァン・ジル(南ア)がトーナメントリーダーの一角を担った。
欧州ツアー、アフリカ・オープンは現地時間16日、南アフリカのイースト・ロンドンGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。この日5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークしたヴァン・ジルと、7アンダー65で回ったダレン・フィチャード(南ア)の地元勢が通算15アンダーまでスコアを伸ばし首位に並び、地元勢による大会4連覇に王手をかけた。
3打差の単独トップからスタートしたアデルソン・ダ・シルバ(ブラジル)は出だし直後の3番パー5で3打目を捩じ込みイーグルを奪った時点で後続に4ストロークの大差をつけたが、8番でトリプルボギー、9番でボギーを叩いて失速。結局スコアを1つ落とし通算13アンダー、首位の2人に2打差の単独3位に後退した。
上位3人の中でツアー優勝経験があるのはフィチャードだけ。その彼は「風が結構プレーに影響した。谷になっているので気づかないホールもあったが上空はかなりのものだった。明日は余計なことを考えず1打1打に集中したい」と平常心で最終日に臨むことを誓っている。
一方、これまでトップ10入り12回を数えながら未だ優勝のないヴァン・ジルにとっては願ってもいない初Vチャンスの到来だが「25アンダーまで伸ばせれば言うことはないけれどそれは難しい。15アンダーで様子を見て、どういう展開にするかじっくり考えるよ」と控えめに抱負を述べた。
その他上位陣は、通算12アンダー単独4位にグレゴリー・ボーディ(仏)、通算11アンダー単独5位にはこの日ノーボギーの8アンダー64と爆発した20歳のエミリアーノ・グリッロ(アルゼンチン)が続いている。