世界ランキング365位の無名のブラジル人が、リーダーボードの最上段に躍り出た。

　強風のため大会初日がサスペンデッドとなった欧州ツアー、アフリカ・オープンは現地時間15日、南アフリカのイースト・ロンドンGCを舞台に第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。第1ラウンドで10アンダー62の好スコアをマークしたアデルソン・ダ・シルバ（ブラジル）が、第2ラウンドも4アンダー68にまとめ通算14アンダーで単独トップに浮上した。

　普段は南アフリカツアーやアジアンツアーでプレーする41歳のダ・シルバ。「ここのところパットの調子が悪くて足を引っ張られていたけれど、今週は良いフィーリングが蘇っている。グリーン上でストレスがないと良いペースが保てるね」と会心のプレーに笑顔を見せた。

　ダ・シルバから3打差の単独2位には、念願のツアー初優勝を狙う地元期待のジャコ・ヴァン・ジル（南ア）がつけ、通算10アンダー単独3位にこの日8バーディ（2ボギー）を奪ったジョン・パリー（英）。ダレン・フィチャード、オリバー・ベッカーの地元南アフリカ勢2人が通算8アンダー4位タイに続いている。