初日サスペンデッドも期待のJ.ヴァン・ジルが暫定単独首位に
2013年2月15日(金)午前9:52
ジャコ・ヴァン・ジル(南ア)が期待通り地元大会で首位発進した。
欧州ツアー、アフリカ・オープンは現地時間14日、南アフリカのイースト・ロンドンGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。グリーン上でボールが動いてしまうほどの強風で約3時間にわたる中断の後サスペンデッドとなったが、ヴァン・ジルは6アンダー66でホールアウト。アデルソン・ダ・シルバ(ブラジル/8ホール終了時点)と1打差で暫定ながら単独首位に立った。
33歳のヴァン・ジルはこれまで何度も欧州ツアーでトップ10入りしているが、未だ優勝経験はなし。だが、この日は1イーグル、5バーディ(1ボギー)を奪い好スタート。世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権前週という日程もあり、トッププレーヤーたちが少ない大会で初優勝のチャンスをつかんだ。
「風が本当に本当に強かった。特にフロントナインは。パッティングのとき、バランスをとって立っているのが大変だったほどだ。中断は正しい決断。先週よりいいショットが打てているし、ショートゲームもいい。あと2日、こういうプレーができれば、日曜日にチャンスがあるだろう」と優勝への期待もにじませている。
一方、暫定単独2位のダ・シルバは南アフリカツアーを中心にプレーしている選手。出だし6ホールで5つのバーディを奪い、勢いに乗っていたところで中断になってしまったが、再開後もこの調子を続けたいところだ。
4アンダー68の暫定単独3位にジョン・パリー(英)がつけ、トミー・フリートウッド(英/12ホール終了時点)がイーブンパー暫定34位タイ。ヴァン・ジル同様、地元の期待が集まるジェイブ・クルーガー(南ア)は12ホールを終えて4オーバー、暫定118位と大きく出遅れている。