S.ギャラハー、劇的イーグルでツアー2勝目!!
2013年2月4日(月)午前11:53
鮮やかなイーグルでスティーブン・ギャラハー(スコットランド)が9シーズンぶりとなる欧州ツアー2勝目を決めた。
同ツアー中東シリーズ第3戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシックは現地時間3日、UAEのエミレーツGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。2位に3打差の通算21アンダー単独首位で最終日に臨んだギャラハーだったが、1番でいきなり3パットボギー。2番でもティーショットを大きく右に曲げ、1.8メートルのパーパットを入れられずに連続ボギーを叩いてしまう。
その間、同じ最終組でプレーするリチャード・スターン(南ア)が2番でバーディを奪取し、通算19アンダーで一瞬並ばれるが、ギャラハーも3番でバーディを奪い1打リードを保つ。しかしスターンも負けてはいない。すぐさま3番バーディで再び首位と並ぶと、ここからは2人のデッドヒートとなる。
勝負が大きく動いたのは16番パー4。ギャラハーが残り110ヤードの第2打をそのままカップに放り込み、今大会5つ目のイーグルを奪った。これで通算22アンダーとしたギャラハーに対し、スターンは痛恨のボギーで18アンダー。その差は一気に4打に開いた。スターンは17番バーディでくらいついたがすでに焼け石に水。ギャラハーが3打差で逃げ切った。
初優勝から実に404試合目での待望の2勝目。「本当にうれしい。長い時間がかかったけど、その分いい気分。年齢と共に成熟したんだと思いたい」と38歳での実力の証明にしみじみと喜びをかみしめた。
現在、世界ランキング111位だが、60位以内に入ることは確実で、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(現地時間20?24日、アリゾナ州、ザ・リッツ-カールトンGC)への出場権も手にした形。唯一、プレー経験のないメジャー、マスターズ出場権のかかった50位以内への大きなチャンスでもある。同時に「ライダーカップ出場」も目標に掲げ、元気いっぱいだ。
通算17アンダー3位タイにはトービヨン・オルセン(デンマーク)とフェリペ・アギュラー(チリ)。昨季を含めて今大会で過去3度2位(タイを含む)になっているリー・ウェストウッド(英)は4アンダー68でプレーしたものの、通算16アンダー止まりで5位タイに終わった。
その他の主な選手では、マッテオ・マナセロ(伊)が通算13アンダー12位タイ、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算11アンダー17位タイ、メジャー2勝のマーク・オメーラ(米)は通算4アンダー59位タイで4日間を終えている。