S.ギャラハー3打差単独首位! L.ウェストウッドは単独9位
2013年2月3日(日)午前10:40
欧州ツアー中東シリーズ第3戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシックは現地時間2日、UAEのエミレーツGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。スティーブン・ギャラハー(スコットランド)が快調なゴルフで後続に3打差の単独首位に立った。
砂漠地帯には珍しい雨模様のコンディションとなった大会3日目。そんな中、1イーグル、6バーディと快調にスコアを伸ばして最終18番パー5を迎えたギャラハーは、第2打をバンカーに入れてしまう。しかしここからの第3打を見事にカップに放り込んでイーグルとし、10アンダー62をマーク。アーニー・エルス(南ア)が1994年に記録したコースレコード『61』には1打及ばなかったが、54ホールでの通算21アンダーは、圧倒的な強さを誇っていた2001年のタイガー・ウッズ(米)が作った記録を塗り替える新記録での単独首位だ。
「自己最高のラウンドだった。出来る限りバーディを取ろうとしただけだったんだけど」と笑顔を見せたギャラハー。39歳のベテランだが、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)をプレーオフで撃破した2004年ダンヒル・リンクス選手権での初優勝以来、2勝目を挙げられずにいる。昨季大会でも優勝のチャンスはあったが、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)に1打及ばず、リー・ウェストウッド(英)と共に悔しい思いを味わっている。それだけに、最終日も無欲のプレーで何とか2勝目を勝ち取ろうと踏ん張りたいところだ。
一方、ウェストウッドは昨季を含めて過去3度2位(タイを含む)になっている今大会で、悲願の優勝に向けて6アンダー66でプレー。ギャラハーとは9打差ながら通算12アンダー単独9位に浮上し、最終日のチャージにかける。
ギャラハーに3打差の単独2位に通算18アンダーのリチャード・スターン(南ア)。通算16アンダー単独3位にトービヨン・オルセン(デンマーク)が続いており、最終日はビッグスコアを狙う面々の激しい戦いが繰り広げられそうだ。
その他の主な選手は、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算10アンダー19位タイ。マッテオ・マナセロ(伊)が通算9アンダー25位タイとなっている。初日、ウェストウッドと同じ12位タイでスタートしたメジャー2勝のマーク・オメーラ(米)は、通算4アンダー59位タイに低迷している。