欧州男子
好スコアにも浮かない表情のS.ガルシア
2013年2月2日(土)午前11:32
セルヒオ・ガルシア(スペイン)が途中棄権の危機にさらされている。
欧州ツアー中東シリーズ第3戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック第2ラウンド(現地時間1日/UAE、エミレーツGC)を22位タイからスタートしたガルシアは、18番でのイーグル(インスタート)を含め前半だけで5つスコアを伸ばすなど5アンダー67でホールアウト。通算9アンダーとして、単独首位のリチャード・スターン(南ア)から3打差の8位タイに浮上した。
米男子ツアーでは昨年のウィンダム選手権で勝ったものの、ホームツアーでは2011年のアンダルシア・マスターズ以来約1年3か月ぶりの優勝がかかる週末。気合が入っているのかと思いきや、その表情は冴えない。それは肩の痛みが今でも続いているからだ。
「14番が終わった時、キャディに言ったんだ。『18番を終えてよくならなかったら、たぶん棄権する』って。そうしたら残念なことに、それからバーディもイーグルも出始めた。どうしたらいいんだ?」と普通ならうれしいはずの好スコアに浮かない表情なのは、すでに棄権モードだった気持ちが切り替えられないからのようだ。
結局、ホールアウト後にケアをして少しよくなったようだが、「もう少しよくなる必要がある」とまだまだ憂鬱そうなガルシア。痛みと付き合いながらのプレーでも、何とかいい結果を出せれば、少しは気持ちも前向きになるに違いない。