年内にマスターズ出場が決定する世界ランク50位以内を目指してタイランドゴルフ選手権でプレーした石川遼だったが、11位タイに終わり、年が明けてから米ツアーで結果を出すしかなくなった。

　石川は、世界ランク上位選手が揃って出場したアジアンツアーの同大会で優勝し、79位から一気に50位以内に入ることを画策。サスペンデッドとなった2日目を終えて暫定5位と健闘していたが、3日目に失速。この結果、米国時間10日発表の最新世界ランキングで77位にジワリと順位を上げたにとどまった。

　11打差圧勝で同大会を制したチャール・シュワーツェル（南ア）が、27位から23位に浮上。同大会2位タイのブッバ・ワトソン（米）も12位から8位へと順位を上げた。

　また、オーストラリアン・オープンで勝った53歳のピーター・シニア（豪）は、629位から178位に躍進。53歳の底知れぬパワーをにじませている。

　欧州ツアー2013年シーズン初戦、ネルソン・マンデラ選手権で3人プレーオフの末初優勝を飾ったスコット・ジェイミーソン（スコットランド）が167位から115位へと順位を上げた。

　1位ローリー・マキロイ（北アイルランド）、2位ルーク・ドナルド（英）、3位タイガー・ウッズ（米）の上位陣に変動はない。

　他の主な日本勢は、藤田寛之が43位をキープしており、谷口徹が78位につけている。