石川は7位タイ後退、C.シュワーツェル1年8か月ぶりV王手!
2012年12月9日(日)午前9:18
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注目の石川遼はムービングデーにスコアを伸ばせず後退。一方、初日から首位を守り続けているチャール・シュワーツェル(南ア)が2011年のマスターズ以来1年8か月ぶりの優勝に王手をかけた。
アジアンツアーのタイランドゴルフ選手権は現地時間8日、タイのアマタスプリングスCCを舞台に日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。この日4アンダー68をマークしたシュワーツェルが通算18アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位のダニエル・チョプラ(スウェーデン)に5ストロークの大差をつけトップの座を守った。
マスターズ以来の勝利を目指すシュワーツェルは「勝つ準備は出来ている」と久々の勝利に意欲満々。「忍耐力が必要だと思うけれど、今週は自分の番のような気がする。優勝スコアは設定せずとにかくアンダーパーにまとめたい」と完全Vに自信をのぞかせる。
シュワーツェルの独走にストップをかけるべく好調なプレーを続けているのがセルヒオ・ガルシア(スペイン)。3日間連続60台をマークし通算10アンダー単独4位に浮上した。8打差を引っくり返すのは難しいがゴルフは最後までなにがあるかわからない。ガルシアのチャージにも期待がかかる。
日本勢は、アジアンツアーの賞金ランク5位につける小林正則がスコアを1つ落としながら通算8アンダー単独6位の好位置をキープ。世界ランクトップ50入りを目指す石川はバーディとボギーが交互に来る不安定な内容で1オーバー73とスコアを伸ばせず、通算7アンダーでマスターズチャンピオンのブッバ・ワトソン(米)、ディフェンディング・チャンピオンのリー・ウェストウッド(英)らと並び7位タイにとどまった。
また43歳にして国内ツアー賞金王に輝いた藤田寛之は2アンダー70をマークし、通算4アンダー22位タイ。イーブンパー72で回った平塚哲二が通算3アンダー27位タイ。塚田好宜は通算2アンダー35位タイにつけている。
3日間連続イーブンパー72の片山晋呉は通算イーブンパー47位タイ、丸山大輔は通算2オーバー56位タイに低迷中。池田勇太は第3ラウンドで5オーバー77と苦戦し通算4オーバー62位タイに急降下した。
尚、片岡大育、久保谷健一、上田愉尉は決勝ラウンド進出を逃している。