マッテオ・マナセロ（伊）が欧州ツアーでの記録更新に意欲を燃やしている。

　先週のバークレイズ・シンガポール・オープンで史上初の10代3勝目を挙げたマナセロが、今週挑むのはUBS香港オープン（現地時間15?18日、香港GC)。引き続き、アジアンツアーと共催の舞台で2週連続優勝を狙っている。

　世界ランクNo.1で、先週3位に入って史上2人目の欧米同時賞金王タイトルを決めたばかりのローリー・マキロイ（北アイルランド）と、一緒に回る予選ラウンドが、その大きな原動力だ。「一緒に回ればおしゃべりするだろう。ローリーのことを考えると、いつもいろいろなことができるようないがするんだ」と、いい影響を受けることを確信している。なにもかも吸収できる若さで、10代での優勝回数記録を伸ばそうとするマナセロに注目だ。

　受けて立つマキロイはディフェンディング・チャンピオンでもあり、過去、優勝を含め3度トップ10入りしている大会に向けて元気いっぱいだ。「香港はいつもすごく楽しめるところ。ディフェンディング・チャンピオンとしてプレーするのが待ちきれない」と笑顔を振りまいている。欧米同時賞金王という栄冠を手にし、気持ちはリラックスしているが、集中力はキープ。自分と一緒に回ることで頑張ろうとする後輩、マナセロを前に改めて実力を見せつけたいところだ。

　他に、パドレイ・ハリントン（アイルランド）、フランセスコ・モリナリ（伊）、Y・E・ヤン（韓）、ホセ・マリア・オラサバル（スペイン）、ジョン・デイリー（米）、コリン・モンゴメリー（スコットランド）らも出場する。

　日本からは片岡大育がただ一人参戦。アジアンツアー常連の意地を見せたい。