賞金女王のタイトルをほぼ手中に収めているインビー・パーク（韓）が、今季の好調ぶりを象徴するようなノーボギーの完璧なゴルフで単独トップに躍り出た。

　現地時間10日、米女子ツアーのロレーナ・オチョア招待第3ラウンドが、メキシコのグアダラハラCCを舞台に行われた。単独2位からスタートしたパークが6バーディ、ノーボギーの6アンダー66をマークし、通算15アンダーで後続に2打差をつけトーナメントをリード。今季3勝目に王手をかけた。

　今季の獲得賞金は217万8,223ドル（約1億7,500万円）で、賞金ランキング2位につけるステイシー・ルイス（米）におよそ36万ドル（約3,000万円）の差をつけトップを走るパーク。次週行われる今季最終戦、CMEグループ・タイトルホルダーズ（現地時間15?18日／フロリダ州、ツインイーグルスGCイーグルC）の優勝賞金が50万ドル（約4,000万円）と高額なため今週賞金女王のタイトルを決められるかどうかはわからないが、今季優勝2回、2位（タイを含む）に5回入っている“ミス・ステディ”が逃げ切る公算はかなり高い。

　2打差の単独2位にクリスティー・カー（米）が続き、この日5アンダー67をマークしたリュウ・ソヨン（韓）が通算12アンダー単独3位。前日トップのアンジェラ・スタンフォード（米）はスコアを伸ばせず、通算11アンダー単独4位に後退した。

　また初日久々に好発進を切り2日目失速したミッシェル・ウィー（米）が再び5アンダー67の好スコアをマークし、通算8アンダーで年間最優秀選手賞（プレーヤー・オブ・ザ・イヤー）の有力候補ルイスらと並ぶ6位タイに順位を上げた。

　日本勢唯一出場の宮里藍は5つのバーディを奪いながら同じ数だけボギーを叩いてイーブンパー72止まり。通算3アンダーはホステスプロのロレーナ・オチョア（メキシコ）、ベアトリス・リカーイ（スペイン）らと並び19位タイに後退した。