欧米同時賞金王狙うR.マキロイが暫定38位タイ、池田は19位タイ発進!
2012年11月9日(金)午後0:41
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史上2人目の欧米両ツアー同時賞金王獲得を目論むローリー・マキロイ(北アイルランド)に母なる大地が待ったをかけた。
欧州、アジアン両ツアー共催のバークレイズ・シンガポール・オープン第1ラウンド(現地時間8日/シンガポール、セントーサGC ザ・タンジョン&セラポン)は、5アンダー66でホールアウトしたトーマス・ビヨーン(デンマーク)が単独首位に立ったが、雨と雷の恐れにより中断。その後も雷の予報が続いたことから、午後5時にサスペンデッドとなった。
1打差の暫定2位タイにサイモン・カーン(英/18ホール終了)、チンナラト・ファダンシル(タイ/18ホール終了)、パブロ・マーティン(スペイン/18ホール終了)の3人。さらに1打差の5位タイにY・E・ヤン(韓/18ホール終了)、ポール・ケイシー(英/18ホール終了)ら4人がつけている。
そんな中、マキロイは12時50分にルイス・ウーストハウゼン(南ア)、タワン・ウィラチャン(タイ)とともにスタート。テニスのトッププレーヤーである恋人のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が応援する中、昨年のルーク・ドナルド(英)に続くダブルタイトルに挑んだ。出だしの1番はボギー。4番、5番で連続バーディを奪ったものの、8番のボギーでイーブンパーに戻ったところでサスペンデッドとなり、首位とは5打差の暫定38位タイと、思うようなプレーができないうちに、天候にストップをかけられてしまった。
暫定ながら単独首位に立つビヨーンは41歳のベテランで、昨季は欧州ツアー3勝を挙げ、全英オープンでは単独4位に入るなど元気なところを見せていた。だが、今年は未勝利で、ベストフィニッシュはISPSハンダ・ウェールズ・オープンの2位タイと今ひとつのシーズンを送っている。そんなシーズン終盤での好発進には「今年はトリッキーになるようにセットアップしているなと思った。でも世界一長いコースなわけじゃないからフェアウェイキープさえできればスコアになると思ったんだ。今日はそれがとてもうまくいった。でもまだ1ラウンド。ここからだ」と気持ちを引き締めた。
日本勢では、池田勇太が1アンダー70でホールアウトして暫定19位タイと好スタートを切ったが、他の7人は苦戦。矢野東(18ホール終了)、片岡大育(18ホール終了)が1オーバー72で暫定61位タイ、塚田好宣が2オーバー(10ホール終了時点)で暫定94位タイ、小林正則(18ホール終了)は3オーバー74で暫定119位タイ。平塚哲二(18ホール終了)、丸山茂樹(10ホール終了時点)、丸山大輔(6ホール終了時点)の3人は4オーバーの暫定132位タイと出遅れている。
その他の主な選手は、エドアルド・モリナリ(伊/18ホール終了)、マッテオ・マナセロ(伊/11ホール終了時点)が1アンダーで池田と同じ暫定19位タイ、アダム・スコット(豪)はイーブンパー71で18ホールを終え、マキロイと並ぶ暫定38位タイ。コリン・モンゴメリー(スコットランド/18ホール終了)、ジョン・デイリー(米/6ホール終了時点)が1オーバーの暫定61位タイ、ウーストハウゼン(8ホール終了時点)、フィル・ミケルソン(米/18ホール終了)が2オーバーの暫定94位タイとなっている。